インゴット買取価格No.1の業者はどこ?
一昔前から、実物資産として人気の高い金(インゴット)ですが、2000年頃を境として
価格が急上昇しています。人によっては、当時購入した価格の3〜4倍となっている為
「高値だし今のうちに売却しようかな」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで当ページでは、インゴットの売却を検討している方を対象として、
「インゴット売却時期として2018年はどうか?」
「インゴット売却前に知るべきことは?」
「インゴット売却前の準備(分割加工)とは?」
「インゴット売却方法とは?」
「インゴット買取業者の選び方は?」
「インゴット売却でよくある疑問とは?」
といったインゴット売却の道筋をガイドします。
:目次:
1: インゴットの売却タイミング
1.1 1980年〜現在までの金価格推移
1.2 2018年は売却時期としてどうか
2: インゴット売却前に知るべきこと
2.1 インゴット売却による支払調書
2.2 インゴット売却による確定申告
3: インゴット売却前の準備(分割加工)
3.1 100gバーの購入&売却が主流
3.2 田中貴金属以外の分割・加工業者
4: インゴットの売却方法を選ぶ
4.1 インゴット買取価格の決まり方
4.2 店頭買取と宅配買取 2つの方法
5: インゴットの買取業者を選ぶ
5.1 100gバーのグラム単価を比較
5.2 リファスタの特徴
5.3 リファスタの配送補償
6: インゴット売却のよくある疑問
case1 親が代行で売却したら税金は?
case2 売却益がマイナスなら確定申告は?
case3 確定申告と年末調整はいつ?
case4 購入時の明細書を紛失したら?
case5 税務署に知られずに売却可能?
7: まとめ
1: インゴットの売却タイミング
インゴットを少しでも高値で処分したい方にとって、売却タイミングは非常に重要です。
そこで、前提知識として1980年〜2018年現在に至るまでの金価格推移をご紹介し、
「2018年が売却タイミングとして正解なのか?」を考えたいと思います。
1.1 1980年〜現在までの金価格の推移
1980年はオイルショックの影響により、国内の金小売価格は1グラム6,945円を記録
しました。しかし、それ以降2000年まで価格は下落し続け1,500円を下回る勢いと
なりましたが、2000年以降は価格を戻し、2010年に突入以降は1グラム4,000円台を
キープしています。
1.2 2018年は売却タイミングとしてベストか
上記のグラフは、2010年2月〜2018年3月までの金価格の推移となります。
この金価格を、年度ごとの平均単価で表すと次のような結果となります。
2010年〜2018年の金価格(平均グラム単価)
※2018年は1〜3月分の平均値
2018年 | 4,963円 |
---|---|
2017年 | 4,854円 |
2016年 | 4,657円 |
2015年 | 4,837円 |
2014年 | 4,570円 |
2013年 | 4,599円 |
2012年 | 4,448円 |
2011年 | 4,165円 |
2010年 | 3,571円 |
2018年の平均グラム単価は4,963円を記録しており、2000年に底を打って以降の
最高値を記録しています。この数字より、2018年度は金の売却タイミングとしては
非常に恵まれた年であることが分かります。
また、今後数年間は、欧州不安や北朝鮮問題など金価格下落を引き起こすであろう
事案が山積していますので、現在ゴールドバー100gを複数個所有しており、数年かけて
全て処分しようと考えていた方は、2018年が売却スタートの年度としてオススメです。
2: インゴット売却前に知るべきこと
インゴットを売却するにあたって、最低限知っておくべきことがあります。
それは、税務署への支払調書提出と、確定申告と課税についてです。
どちらも小難しい内容ではありませんので、確認してみてください。
2.1 インゴット売却による支払調書提出
平成24年1月1日より、「地金等の譲渡の対価の支払調書」を提出することが義務化
されました。直接関係するのは、インゴットを買取する側の貴金属買取業者ですが、
一定額以上の金の売却情報は税務署へ筒抜けという点は知っておきましょう。
制度創設のキッカケは申告漏れの多発
制度創設までは金地金の売却益は自己申告でした。仮に、申告漏れが発生しても
金価格は2000年頃迄は低迷していた為、売却益は僅かな金額であり、それ程大きな
問題と見なされなかったようです。しかし、ここ十数年間で金価格は急上昇しており、
当時の購入価格の2〜4倍と膨れ上がったため、多額の利益を得ておきながら
確定申告を行わない人が相次ぎました。その故、納税への不公平感が高まったことで
国もようやく重い腰を上げ、対策に乗り出したという経緯があります。
200万円を超える取引は申告必須
金地金の売却額が200万円を超える場合、税務署への支払調書提出が必須です。
通常、個人の方は貴金属買取業者を利用してインゴットを売却するかと思います。
そのような場合、業者は売却希望者の本人確認書類(氏名・住所・生年月・
マイナンバーが記載されたもの)を確認し、200万円を超える取引だった場合には
支払調書を作成し、税務署へ報告することになります。インゴットバーを1キロや
500グラムで所有されている方は、それをそのまま売却してしまうと、現在の金相場から
考慮すると確実に200万円以上の売却額となりますので注意しましょう。
2.2 インゴット売却による確定申告
支払調書の提出に関しては、どちらかという貴金属買取業者側が対応することですので、
知識として知っておく程度で構いません。一方、インゴット売却による利益は「譲渡所得」
として見なされ他の譲渡所得と合わせて総合課税されることになります。売却利益から
年間50万円までの特別控除を差し引いた金額が課税対象となります。
課税額は保有期間によって変動する
但し、譲渡所得はインゴットの保有期間が5年以内か5年超かによって、短期譲渡所得と
長期譲渡所得の2ケースに区分され、計算式が異なります。
■保有期間が5年以内
売却額−(購入額+手数料)−50万円
■保有期間が5年超
{売却額−(購入額+手数料)−50万円}÷2
例えば、1グラム1,500円で購入した100gインゴットバー3本を、1グラム4,500円の
タイミングで売却した場合、上記2パターンで計算すると次の用になります。
■保有期間が5年以内 ※手数料は無視
135万円−45万円−50万円 = 40万円
■保有期間が5年超 ※手数料は無視
(135万円−45万円−50万円)÷2 = 20万円
上記の通り、インゴットバーを5年以上保有している方が、課税対象額も半分となり
インゴット売却において有利なのは明白です。続いて、給与取得額に応じた納税額も
計算してみます。
表@ 給与取得者の課税対象額
給与取得額 | 課税対象額 |
---|---|
180万円以上 〜400万円未満 |
給与取得額÷4×2.8−18万円 |
360万円以上 〜700万円未満 |
給与取得額÷4×3.2−54万円 |
660万円以上 〜1,000万円未満 |
給与取得額×0.9−120万円 |
表A 課税所得金額ごとの税率と控除額
課税所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以上〜330万円未満 | 10% | 97,500円 |
330万円以上〜695万円未満 | 20% | 427,500円 |
695万円以上〜900万円未満 | 23% | 636,000円 |
上記の表@とAから、例えば次のケースでシミュレーションしてみます。
- 年収400万円の会社員
- インゴット売却による譲渡所得が20万円
- 給与以外の所得はなし
■課税対象額
400万円÷4×3.2−54万円 = 266万円
266万円+20万円(譲渡所得) = 286万円
■納税額
286万円 × 10% - 97,500円 = 188,500円
以上より、納める所得税は合計188,500円です。
※確定申告時には、毎月の源泉徴収による所得税分は差し引きます。
確定申告期間は2月16日〜3月15日
確定申告は、売却した年度の翌年2月16日〜3月15日の期間中に行う必要があります。
サラリーマンなどの給与所得者は、インゴットを売却した場合の所得は、原則譲渡所得
となりますので、他の所得と合わせて申告しましょう。仮に、意図的に申告を怠った場合、
悪質な場合は重加算税の対象となり、最大40%増しで徴収されることになります。
売却額が200万円を超えないような100g単位の小口の取引であっても、買取業者に
税務署の立ち入りが入った場合、把握されてしまう可能性は多いにあります。
インゴット売却には購入時の領収書が必要
インゴット売却による利益を証明するには、当時の購入価格(金価格のレート)を証明
する必要があります。その為には、インゴット購入時の領収書もしくは、あるいは領収書に
代わる電子メール(バーの出荷日・ナンバーが分かる明細)が必要となります。
もし、購入価格(購入日のレート)を証明できる明細がない場合、所得控除は
売却金額の一律5%となってしまいますので、明細はぜひ準備しておきましょう。
3: インゴット売却前の準備(分割加工)
現在1kgや500gの状態でインゴットバーを所有されている方は、節税を考慮してまずは
100g単位に分割加工することを推奨します。そして、小分けにしたインゴットバーを
数回に分けて売却することで、税金面で損をしにくくなります。
3.1 100gバーでの購入&売却が主流に
一昔前までは、インゴットバーを100gで購入するとバーチャージ(手数料)がかかる為、
1kgや500g単位で購入するのがスタンダードでした。しかし、支払調書制度の整備や
特別控除の影響により、今現在は100gバーでの購入・売却が主流となっています。
このような動きにより、貴金属買取業者側も1kgや500gのゴールドバーの分割加工を
請け負うビジネスを展開するようになり、需要は年々高まっています。
また、売却目的以外に相続目的で分割加工を依頼する年配者も急増しています。
配偶者や子供・孫への相続する際も、100グラム単位へ小分け加工して相続した方が
贈与税や相続税が抑えられるとう節税におけるメリットがある為です。
3.2 田中貴金属以外の分割・加工業者
1kgや500gのインゴットバーを分割加工してもらう場合、どのような業者が思い浮かぶ
でしょうか。多くの方は、やはり田中貴金属あたりを想像するのではないでしょうか。
しかし、田中貴金属に関しては分割加工サービスは2012年で終了しておりますので
小分け加工を依頼したいという方は、別の業者を探す必要があります。
現在、国内には分割加工を請け負っている貴金属業者が数多く存在しますが、
「個人利用でき、安全性が高く、品質も確保され、値段もリーズナブル」という
条件を満たしている業者は必然的に絞られてきます。ですから、分割加工を
依頼する際には、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
4: インゴットの売却方法を選ぶ
インゴットの買取価格の決まり方は、宝石類に比べると非常にシンプルです。
また、売却方法としては、主に「店頭買取」と「宅配買取」の2つがありますので、
詳しくご紹介します。
4.1 インゴットの買取価格の決まり方
ダイヤモンドやエメラルド等は、鑑定士による鑑定スキルによって買取価格に
差が生じてしまう傾向があります。一方、金の買取価格はとてもシンプルです。
インゴットバーの買取価格は、基本的には次の計算式で算出できます。
インゴットの重量 × グラム単価 − 手数料
つまり、インゴットを少しでも高値で売却するには、
グラム単価の高い業者を選ぶことが必須です。
4.2 「店頭買取」と「宅配買取」の2つの方法
買取方法としては、主に「店頭買取」と「宅配買取」の2パターンがあります。
(出張買取は押し買い(二束三文で強引に買い取る方法)のリスクがあり、
インゴットバーの売却には向かない為、ここでは除外します)
お客の目の前で査定してもらえる「店頭買取」は、現金化までの時間が惜しい人には
オススメですが、人によっては目的の店まで遠出する必要があったり、インゴットバーを
持ち歩いて盗難に遭うリスクもある為、よく考える必要があります。
宝石類やジュエリー、ブランド物などは複数の店舗を一日で回って、それぞれの査定額を
比較して一番高値の店舗で売るというのもアリですが、インゴットに限っては買取価格は
事前に把握可能(重量×グラム単価)ですので、わざわざ訪問するメリットは少ないです。
また、宅配買取のセキュリティ・保障についても、近年は飛躍的に向上している為、
高額なアイテムであっても、心配することなく利用することができます。
5: インゴットの買取業者を選ぶ
インゴットの買取グラム単価(レート)は、貴金属業者によって異なりますので
少しでも高値で売却するには、レートを確認することが必須です。
金の販売・買取で業界随一の「第一商品、徳力本店、石福金属興業」であれば、
その日の金相場に限りなく近い価格で買取してくれますが、残念ながら取引相手は
貴金属専門業者に限定されている為、一般ユーザーは利用することができません。
ですから、それ以外の一般的な貴金属買取業者から、グラム単価の高い業者を
探す必要があります。とはいえ実は、一般ユーザー利用可で、かつレートの高い業者は
必然的に絞られます。ここでは100gバーのグラム単価が高水準の5社をご紹介します。
5.1 100gバーのグラム単価を比較
2018年4月22日時点の5社の100gバーのグラム単価は次の通りです。
100gバーのグラム単価
(2018年4月22日のレートより)
リファスタ | 4,901円 |
---|---|
宝石広場 | 4,790円 |
ゴールドエコ | 4,720円 |
リ・タナカ (田中貴金属) |
4,701円 |
大黒屋 | 4,670円 |
上記の表は、グラム単価(レート)が高い順で業者を並べています。
そうすると見えてくるのが、買取単価と店舗規模が比例していることです。
5社の店舗規模と運営形態
5社の店舗規模と運営形態は、次のようになります。
店舗数&運営形態
リファスタ | 1店舗 (本店のみ) | 本店集約型 |
---|---|---|
宝石広場 | 関東3店舗 | 本店+直営店 |
ゴールドエコ | 関西5店舗 | 本店+直営店 |
リ・タナカ (田中貴金属) |
全国多数 | フランチャイズ展開 |
大黒屋 | 全国多数 | フランチャイズ展開 |
グラム単価が最高値であるリファスタは、「本店集約型」の業者であり、
池袋に本店のみ構えています。次点の宝石広場やゴールドエコも「本店+直営店」の
数店舗のみで運営されています。
小規模店のレートが高い理由
リファスタのような小規模店舗が、多店舗型業者よりも
高価買取が可能な理由は「コスト削減による還元率が高い」ためです。
大黒屋、リ・タナカ(田中貴金属)等の全国展開している大手業者の店は、
フランチャイズ展開により、各店舗が本部に対して毎月ロイヤリティを支払います。
その為、査定額からロイヤリティ分が差し引かれるの為、買取価格で見劣りします。
田中貴金属が展開している買取専門店リ・タナカは、ロイヤリティの件に加えて
鑑定手数料(1グラムにつき数百円)が差し引かれています。その為、極端に査定額が
低くなる傾向があります。
5.2 リファスタの特徴
インゴットのグラム単価が最高値のリファスタは金や銀、プラチナなどの
貴金属買取に強みを持っています。そんなリファスタを詳しくご紹介します。
「金」の買取価格に定評あり!
リファスタは池袋に本店1店舗のみを構える貴金属買取業者です。
金以外の貴金属、ダイヤモンド、宝石類の買取価格にも定評があり、
小規模運営で他店がマネできない高価買取を実現しています。
特に「金」に関しては他社の追随を許さない高額なレートとなっており、
「高値で売却したいけど、買取業者が多すぎて選べない」といった方は
ぜひ候補に入れるべき業者といえます。
セキュリティ・安全性の評価
リファスタは「宅配買取」に注力している業者の為、安全性・セキュリティ面には
特に気を遣っています。例えば、次のような心配・不安に関しては、当サイト管理人の
実体験からもお墨付きです。
- 配送時の紛失や破損はどうなる?
- 店舗のセキュリティは万全か?
- キャンセル料は無料なのか?
- 査定額を誤魔化されないか?
- 誰が鑑定したか分かるのか?
- すぐに査定してくれるのか?
- すぐに振り込んでくれるのか?
→配送補償30万円分付帯。引き上げ可。
→大手警備会社が監視。厳重な保管体制。
→鑑定料・手数料・キャンセル料等全て無料。
→HPで公開している当日レートで査定。
→HPで顔写真公開。査定結果に名前記載。
→品物が到着次第、鑑定を開始。
→成約して数分後に振込処理。
以上の通り、安心して利用できる業者であることが分かります。
日経新聞で「金」に関するコメントも!
参考URL:国内に持ち込まれる金の密輸。法人を隠れ蓑にした売買の裏側
リファスタの代表である杉氏は、鑑別査定人として名が通っているようです。
事実、日経新聞の「金の密輸」に関する取材記事に対して、貴金属業者を代表して
コメントをされています。格式あるメディアへのコメント掲載は、業者の信頼度を推し測る
1つの指標となるはずです。
5.3 リファスタの配送補償
リファスタは池袋本店1店舗で運営しており「宅配買取」をメインしています。
従って、利用者の大半は宅配買取を利用することになる訳ですが、「インゴットみたいな
高額な品物を送るのは少し不安・・」と感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、結論から言うと、リファスタの宅配買取は配送補償が万全である為
心配は全く不要です。リファスタの指定業者の日本通運では、配送補償
30万円分が自動付帯されており、最大5,000万円まで引き上げも可能です。
<参考:宅配買取申込み画面>
※配送補償「なし」でも30万円分は自動付帯。「あり」の場合、希望額を記載。
店頭買取のようにインゴットバーを店まで持ち運び紛失・盗難にあうリスクを考えると、
宅配買取を利用してプロの配送業者に補償付きで依頼してしまった方が、
より安全かつ確実というのが管理人の個人的見解です。
リファスタは、インゴットだけでなく宝石・宝飾品などの貴重品の取り扱いも
長けていますので、安心して任せられます。
6: インゴット売却でよくある疑問
インゴットを売却するにあたり、気になる点が出てくると思います。
ここでは参考までに、よくある疑問とその回答をご紹介します。
※税理士ドットコム(みんなの税務相談)の内容をまとめています。回答内容は2018年時点のものです。
例えば、「無収入の親が、子供の所有しているインゴットを代わりに売却し、売却代金を
子供に渡した場合はどうなる?」といったケースですが、次の点で課税されます。
- 子供から親への贈与(インゴットの時価)
- 親の譲渡所得(インゴットの売却代金)
- 親から子供への贈与(渡した代金)
上記の通り、得するどころか大損する可能性がありますので、下手な小細工は
避けるのが賢明と言えるでしょう。
インゴットの売却金額が、購入時の金額よりも安くなった(=損した)ケースとなります。
金の譲渡所得とは、「生活に通常必要とされない資産」と見なされます。
従って、金売却による譲渡損失は、他の所得との損益通算の対象とならない為、
確定申告は不要となります。但し、他に譲渡所得がある場合には、金の譲渡損失と
通算することが可能となりますので、確定申告が必要となります。
インゴットを売却した場合、原則として「売却年度の翌年の2月16日から3月15日」までに
確定申告を済ませる必要があります。ちなみにサラリーマンなどの給与所得者の場合、
金地金の売却による所得は「譲渡所得」となり、年末調整で処理することはできません。
インゴット購入時の明細書(領収書)を紛失してしまった場合の対処についてです。
確定申告時には、インゴット購入時の取得価格(グラム単価)を明確にするため、
購入業者からのレートの明細、出荷日、刻印番号などが記載された書面を提出
する必要があります。
もし、紛失してしまった場合は、購入業者に問い合わせを行い、購入記録から
出荷情報を再度発行してもらうなどの対処が必要となります。
納税をさける為、確定申告を意図的に行わないという行為が問題視されています。
仮に無申告が発覚し悪質な行為と判断された場合、重加算税により最大40%の
無申告重加算税が課されるケースもあります。
「数百万円以上の利益でなければ、簡単にはバレない」との業者の声もあるようですが
何かキッカケにその業者が税務調査の対象となり、取引履歴を確認されて発覚する
ケースもありますので、余計なトラブルを避ける為にも確定申告は忘れずに行いましょう。
7: まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に、ここまでの内容をまとめてみます。
- インゴット売却のベストなタイミング
- インゴット売却前に知るべきこと
- インゴット売却前の準備
- インゴット売却方法
- インゴット買取業者
→ 2018年から今後数年(専門家予想)
→ 支払い調書、確定申告
→ 1kg・500gバーは100gに分割
【参考】田中貴金属以外の分割業者は?
→ 宅配買取は配送補償が付いており安心
→ リファスタのグラム単価が非常に高い!
冒頭の通り、2018年度の金の平均単価は数十年ぶりの高値を記録しています。
従って、インゴット所有者にとって、2018年は売却タイミングとして恵まれた年です。
これまで売却タイミングを見極められず、長い間手元に持ち続けていた方は、
売却準備を進めて、ぜひ満足ゆく買取価格で売却を実現させてください!